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2007年06月01日

中国の皇帝色、黄色。


ビョウヤナギが咲き始め、バイカウツギも満開です。ビョウヤナギは、「黄色のまつげちゃん」とカラコは呼んでいます。本当に可愛い「まつげ」です。中国の歴史的美女、楊貴妃に愛され、宮殿の周りにたくさん植えられていたと教えてくれた人がいました。この花を毎年見て、私が何となく子供心に想像していた楚々とした美女ではなく、かなり、インパクトのある女性だったのかなと、思うようになりました。満開になると、狂乱したのかとおもうほど、咲いて、咲いて、咲くのです。バイカウツギも一つの枝に花を10以上も同時に咲かせるのですから、まさに、狂乱状態だとおもうのですが、色の印象でしょうか。どんなにたくさん咲いても、楚々としたイメージは崩れませんし、芳香のシャワーをこの木の下で浴びてしると、自然に、命のあることを感謝するかしこいカラコになるのです。
ビョウヤナギのこの黄色は、中国の皇帝で大切にされ、他の人が身に付けることは許されなかった色です。一番目立つ色です。明度の高い色の方が目立つわけですが、最も明度の高い白以上に目立つ色です。チョット想像してください。工事現場の黒と黄色の縞々模様が、黒と白だったらどうでしょうか。誰でも、黄色の方が目立つとわかりますよね。自分をいささか、後ろ向きとおもっている方は、是非、黄色を身に付けてください。そういう方に限って,とんでもないと思うでしょうが、黄色のジャケットやシャツを着なくても、小物でもいいから、常に目に触れるようにするといいですよ。ミーフィー(間違えてないと思うけど、子供の描いたようなうさぎのキャラクター)の、ペンケースなんかもありです。少し赤みのある黄色(山吹色)は、より黄色を感じますから、携帯なんかはどうですか。黄色を楽しめるようになると、コミュニケーション力もアップします。
お天気もいいし、無題の画像にも、メッセージを書き込んだし、本日の心模様は黄色です。飛び跳ねすぎないように、身に付けるのは、冷静沈着な、深いブルーにします!  


Posted by 色彩カラコ at 11:18Comments(0)色彩

2007年06月01日

墨にもいろいろな色がある


「手のしわざ」全景です。烈しく、厳しいがめんですが、赤みのある墨が、やわらかさを出しています。
この色は、落ち着きと安定感を与えてくれる色だからでしょうか。テーマは哀しいけれど、慰められました。  


Posted by 色彩カラコ at 11:08Comments(0)色彩

2007年06月01日

「手のしわざ」で、セピア色


携帯で撮った写真を、初めて送信した結果が、これです。私としては、写真をデーターとして、保存しておこうと思ってやった訳ですが、公開されていてビックリ!その後で、意味がわかりました!題もない画像を・・・・チョット、縮こまりました。こんな扱いをして、いい画像ではないのです。
「手のしわざ」という題の、墨一色で描かれた畳3畳はある、絵の部分です。毎年この時期、この作者の作品を観るため、上野に行きます。新興美術展に出展されるのですが、絵から発せられているメッセージに圧倒され、毎年その場で、考え込んでしまいます。
今年の、「手のしわざ」は、人の手がかかわる愚かな行いが、画面一杯に、哀れに描かれています。別の時にまた紹介しますが、その中心となるのは、下半身しか見えない観音像です。おそらく足元に切り落とされている手が、蓮の花や、錫仗を持っていることからして、多分、千手観音だと思います。千手観音とは、千の慈悲の眼と、千の慈悲の手を持つ観音様ということですよね。下半身だけで、手が切り落とされているということは、どちらも、失われ、愚かな行いばかりする人間の「手のしわざ」しかないことを表しているのでしょう。思い当たる場面ばかりで、哀しい限りです。毎年、観るものに強烈なテーマを突きつけることの出来る作者に、感服するばかりです。何故なら、こんなに重いことを問われたら、誰でも、「貴方の生き方は?」と反発するからです。はっきりものを言うことは、自分に枷をはめるからこそ、誰もが自由を謳歌する日本でありながら、「イエス」「ノウ」をはっきりさせない、グレーソーン発言が多いのではないでしょうか。
でも、今年は、画家の心境にいささか変化があるのかなと思います。昨年まで、白に黒(真っ黒な墨)で、字体で言えば、ゴシック体のように、いささかの緩みも遊びもない画面だったのに対し、今年は、墨の色が赤みの入った黒だったからです。それだけでなく、昨年まではあまりなかった濃淡があり、薄いところは、まさにセピア色でした。
黒と赤みのある黒では、私にとっては、大きな意味の違いがあります。私の受けた印象が間違いないか、近く確かめてみたいと思っています。結果をお楽しみに。作者の横顔はその時お知らせします。
絵の全景は、次の無題で公開してしまった画像ですが、向きが90度違いますので、これも、後日。
この絵を見た、5月30日は、心模様は、形もあり、ゴシック体のセピア色の、漢字が頭の中を駆け巡っていました。  


Posted by 色彩カラコ at 11:07Comments(0)色彩