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2007年06月27日

今日こそ、赤


前回、獰猛な赤と意図的に書きました。そう言いたくなるほど、強烈な色です。まず、イメージ、シンボリズムをSD法風に形容詞対で少し無理をして表現すると、
活発なー疲労しやすい  名誉を重んじるー虚栄心が強い  情熱的なー好色な  積極的なー攻撃的な  率直なー無神経な  先駆的なー腰が落ち着かない  意欲的なー不平不満をもつやすい
赤の好きな方、または、赤のオーラがあると信じている方、如何ですか?
これをバランスよく、いい方に活用するのは、かなり、大変そうですね。そうです。使いこなすのは、大変なパワーが必要な色です。右に行き過ぎないためには、左を抑えなければならず、抑えれば、赤のパワーはゆがめられてしまうでしょう。この対処法は、末尾に。アドバイス程度ですが。

原色と2次色のことを、説明します。昔、色の明確な認識はありませんでした。少なくとも、記録されてはいないと言うことです。初め、しろー明るい、くろー暗い しかなく、カテゴリーに、明暖色系と暗寒色の二つの括りだけでした。白カテゴリーに赤、黄が暖色、黒カテゴリーに青、緑があり、特別の区別は言語的にはされていませんでした。その後、次第に、赤、黄が独立のカテゴリーとなり、やがて、青と緑も別のカテゴリーとなり、私たちがよく知る、原色という色の基本色の概念が出来上がりました。この原色を赤、緑、青とするのか、それに、黄色を入れるのかも、また議論のあるところですが、青と緑は、地域により、かなり後まで、一つのカテゴリーでした。日本が、森を、青いと表現するのは、その名残りだといわれています。赤、黄、青、緑の二つの組み合わせで出来る新しい色を2次色。橙、黄緑、青緑、紫などは、2次色ということになります。
色彩論の最も古い記述は、紀元前300年代、プラトン、アリストテレスのものですが、二人は、白と黒が両端にあり、その間にすべての色はあるという理論を展開し、それが、15世紀まで、信じられてきました。古代の人々にとって、色は神秘、神の領域のものだったようです。そのためか、混色を嫌い、素材そのものの色しか使わなかったとも言われています。日本は、これとは正反対の方向に行き、それが、侘び・寂び色という特有の日本文化を生んだ訳です。ですから、日本には、二次色という言葉は馴染みのあるものではありません。色も、いろいろでおもしろい・・・・・  続きを読む


Posted by 色彩カラコ at 11:03Comments(0)色彩