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2007年05月16日

侘び・寂で心模様は「青」色模様


前回続きの前に、いつも書き込みしてくださるかっちゃんに、ありがとうです。怠けていても、子供と同じで、注目してもらえると、やる気になる、あまりに"見え過ぎ"のカラコが、少し真面目に、難しい「侘び・寂」を色彩面から、わかりやすく書くつもりです。
二つの言葉をひとつにくくって使うことが多いですが、これには違いがあります。侘びは、質素な風情と枯淡な美を指し、寂は、閑寂な風趣をいい、古びて趣の深い美しさを指します。
ここで、なるほどと思われた方は、かなりの人生の達人とお見受けします。わかるようで、わからないのが、普通で、カラコもその部類です。ただ、カラコの場合は、色彩で考えると区別がつきます。わかりやすく表現すると、ヒノキの家を侘びの佇まいでたてることはできますが、寂の佇まいにはならないということです。白木のヒノキが年月を重ね、暗い色に変化した時、汚れたと受け止めるのではなく、くすんだ木肌をそれ固有の美しい色と観賞できる審美眼があってこを、広がる世界観ということだと思います。侘びの世界は、今作ることができます。お金をかけても、かけているように見せない演出をすれば、作り出すことが出来ます。寂は、その背景に歴史をもつということでしょう。
カラコは、”1級カラーコーディネーター環境色彩”という資格を持っていますが、これは、公共的な空間の色彩のコーディネートをするものですが、景観色彩と表現する人もいます。この場合、色彩計画に、経年変化の要素は欠かせない重要なものです。そのときだけ美しければいいでは、建造物の色彩設計はできないからです。永久とは言いませんが、5年10年たっても、周囲と調和した美しさを持続できることが、最も重要だからです。人の場合も、これは重要な視点です。貴方に似合う色を診断するパーソナルカラーでも、エイジングカラーという考えがあります。年月を重ねることを、古くなる、くすむ、よごれる等の視点で捉えるのではなく、「寂」の審美眼で見たら、別の世界が広がること、間違いなしと思います。
これを、書きつつ、自分の中に広がった、新鮮な世界を表現する色模様が青です。「青」色の好きな人は、ちょっと独善的ですが、優しく、真面目な知性派です。カラコの性格は違いますが、ちょっと真面目に取り組んだので、心模様がこれになりました。  


Posted by 色彩カラコ at 17:36Comments(1)色彩