2007年06月12日

山吹色あざやかに


花弁は、光沢と透明感があり、品格のある白です。花芯は、オレンジみの鮮やかな黄色。自然の装いは、完璧ですね。平家物語の有名な一説「沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらわす・・・」に、語られている木だと、植樹した時、昔の人に教えられました。「昔の人?誰が?」と言われそうですが、その当時は、私もかなり若かったのです。まっ、若さは、年齢ではないというのが最近照明されているように思いますが。生活習慣病に、若い人までかかり、骨年齢、内臓年齢も、おじさんやおばさんに負けていては、若さとは何かという定義を、もう一度しなければいけませんね。「脳年齢は、どうだ」と、突っ込まれると困るので、これ以上は、face04
牧野博士の植物図鑑では、これは、「ナツツバキ」ということです。この小型の方は、「ヒメシャラ」と、載っていました。私としては、俗名でも「シャラノキ」がいいですね。花びらの繻子のような美しさを考えると、椿とは言いたくない気持ちです。椿も大好きですけれど、椿は、花弁が厚い。
シャラの花芯を見ていると、心に鮮やかな光がさしてくるような気がします。
穢れを知らない、生まれたての赤ちゃんのようです。この白と山吹色の配色は、『希望』。


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Posted by 色彩カラコ at 14:41│Comments(0)色彩
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やっぱり俺の人生の絶頂期は仙台で生活をしていた時だな。あの頃は夢も希望も恋も休みも自由も気力も体力も好奇心もあったけど、今は全部失っちゃったもんな。あるものといえば休みの...
盛者必衰の理。【徒然なるままに…】at 2007年09月11日 01:39
 
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